Interview 仕事について教えてください

故障しないことが大前提。日々の安全運行が生活の一部に。

電車やバスが好きだった子ども時代。大学入学後に免許を取って運転のおもしろさに目覚め、卒業後に自分で大型二種免許を取得しました。で、『両備バス』を受けてみたら、通った。好奇心のおもむくままに進んできました(笑)。『両備バス』は、西日本で運転手を新卒採用している数社の中で、出身の兵庫県から一番近く、さまざまな事業を展開している地域の有名企業という安定感が決め手でした。
現在、主に高速バスに乗務していますが、朝が早かったり遅かったり、夜行もありますし、時間が不規則な仕事です。乗務前は睡眠をしっかりとることが絶対ですが、気をつけているというよりは、必然的に生活スタイルが決まってくる感じですね。朝は出勤して車両の点検をしてから出発します。一番気をつけているのは、故障がないようにということです。走っている途中で止まってしまったら事故も怖いですが、安全のためにバスを降りていただくにしても真夏や大雨のときは大変ですから。経験から得られる「何かおかしいな」という感覚を見逃さないようにしています。

運転技術以上に、「人が好き」が生かせる仕事。

「うまいね運転手さん」とほめていただけるなど、お客さま対応がこの仕事の大きな魅力です。缶コーヒーや、ミカンをいただくことも!そういうことがなくても、1人で運行する運転がメインの仕事、というのはもちろん魅力ですし、運転技術が上がっていくにつれ、「バスの運転手をやっているなぁ」という実感が得られてうれしいですね。運転やバスが好きな方はもちろんですが、運転は練習を積めばある程度できるようになるので、人相手の仕事が好きな方が向いているかもしれません。
高速や貸切バスとは異なり、月に1~2回乗務する路線バスでは、所属する営業所や主要駅の待機所でほかの運転手とよく顔を合わせます。私の場合、この時間にはあの人が来るな、と待ち伏せして自分から話しに行きます(笑)。おとなしい人、頑固な人、芸人みたいな人、さまざまな人がいる楽しい職場です。プレッシャーを与えるのではなく、ノビノビと育てる社風が私に合っていると感じます。
会社が受験費用を補助してくれる(各資格二回まで)ので、私も運行管理者、衛生管理者、危険物取扱者の資格を取りました。これから貸切バスへとステップアップし、まだ誰も挑戦していない総合職へもチャレンジしたいですね。
あ、それと岡山営業所の食堂は安くてボリューム満点!300円でお腹いっぱい食べられるのも魅力です。